ITへの転職希望者や、初めてITの世界に心機一転挑戦しようとしている方へ
知らないと躓いてしまうことを簡単に紹介。
この記事は異業種からの転職や、ITのエンジニアになりたい方への
「何をしていいのかわからない」「何がわからないのかわからない」へのヒントです。
IT転職を考えたときにまずするべきこと
ITパスポートに挑戦してみてください
上位試験の基本情報や応用情報試験もありますが、まずはiパスをお勧めしています
IT業界に進みたいと考えていても何をしていいのかわからない場合はまずこの資格を紹介します。
重要なのはテストに受かることではなく、この試験の範囲内が大まかな「ITの世界」なので
自分に合うかを再考してみてください。「マネジメント」、「ストラテジ」、「テクノロジ」の3部門にわたる試験ですが、テクノロジをしっかりと理解しないと業界での話についていけません。逆に言うと「テクノロジ」のところで言葉を覚える勉強ができるということです。そして、ITの資格の中では比較的容易な試験ですが、国家資格というところが素敵です。https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/index.html
ITの仕事はプログラマやSEの仕事だけではないということを知ろう。
ITの転職を希望する方はプログラマやSE(システムエンジニア)という言葉だけで探すのではなく
業種や入りやすい職種を探すのも大事。
転職エージェントや、すでに大手取引先とのつながりのあるアウトソーシング系の会社の中で探してみるのも一つの手です。
仕事内容は「開発系のテスト」や「インフラ系の運用」などの基礎部分から入ることになることが多いと思います。
たたし、何も考えずにのほほんとしてスキルも仕事もそこで固定されて何もできないまま年齢を積み重ねてしまう方が多いのも事実です。
常に勉強をして周囲を見渡し次のステップの仕事へ移ることへの意識をもつことは大切です。
ベテランの言う「資格やスクール、専門学校、大学の意味はない」ってホント?
【開発系】のお仕事では特に実務経験を重視する傾向が高く、資格は「あればいいね」程度のものが多いです。実力主義がおおいですが、仕事が景気に左右されやすい欠点もあります。
【インフラ系】のお仕事では開発系と比べると資格を重視する傾向が高いです。工事に近い仕事も多いので体を動かしたり、実際の機械に触れることも多いです。公共の仕事などで「この仕事には○○の資格を持った方が最低3名必要」などの条件があったりするので資格を重視されやすいのかもしれません。
どちらもできることが最適ですが中途半端だとどの仕事もできないため、どちらかのさらに細分化された部分に特化する方が多いです。
アウトソーシングとかSESとかってなに?
どこもそうですが、メーカーや一次請けの会社に入ることができればよいのですが、
基本的には大手となってしまい、学歴や年功序列などが重要視されてなかなか転職の先では
難しいことが多いです。
※ITは他の業界(金融や建設、商社等)よりは入りやすいですが・・・
そこで、アウトソーシングが注目されることが多いです。
いわゆる派遣会社や、ソフトハウスで自社開発より社員をメーカーなどに派遣する会社などが注目されます。契約形態は、正社員から契約社員などがあります。
SES(システムエンジニアリングサービス)といって他社社員を自社クライアント先に紹介し利ザヤを稼ぐ手法です(SES・準委任契約という名前で通ることが多いですがどちらも違いはほぼはありません)
いろいろグレーなところが多いので問題視されていますが、ここが無くなると日本のITの歩みが止まってしまうのでなかなか難しいところです。
ただ、アウトソーシングにしてもSESにしても「客先がすでにあり対応できる仕事がたくさんある」ということをうまく使うと異業種からの転職にはとても有効となります。
独立とかフリーランスってどうなってるの?
独立してフリーランスになる方もいますが、転職者はあまり考える必要はないと思います。
ただ、スクールを出てきたばかりとか就業支援を終えたばかりの方に「フリーランス」として契約したいという会社には注意が必要です。
フリーランスを目指すのであればある程度のスキルをつけて、知り合いや仲間や取引できる仕事先を数社見つけてからがおすすめです。
最低3年以上は実務経験を積んだ方がよいと思います(一社に限らず数社でも問題ないです)
地方でも働けるんですよね?
ITであれば地方でも働ける。
という話もよくありますが、これは会社選びの段階で検討する必要があると思います。
ITで転職を検討する方はただ「ITかっこいい」「稼げる」と考えるのではなくその先「どうなりたいか」を考えて転職・就職活動を行ってみてください。
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